私のフィリピン留学経験が今につながる
約20年前、変わりもの扱いされてもフィリピン留学に魅力を感じた理由
私がフィリピンに留学したのは約20年前。
当時、英語を学ぶためにフィリピンへ行くという選択肢は一般的ではなく、ほとんどの人がアメリカやカナダ、オーストラリアなどを留学先に選んでいました。
ワーキングホリデーが流行っていた時代です。
しかし、水面下でフィリピン留学の情報がありました。エージェントもありました。
私は新卒で勤めた会社を2年で退職し200万円を貯金したものの再就職の不安と語学実績を出せるのかとにかく不安でした。
カナダやオーストラリアは当時は日本人だらけ、授業も短くほぼ遊びと聞き費用面とマンツーマン授業と徹底したスパルタで自分を追い込めそうな環境のフィリピンを選びました。
変わり者で欲張りな私はフィリピンの中で2箇所の学校へ行きました。超スパルタ校のPINESとバランスのいいNEO。(別記事で書きます)
結果、めっちゃ良い!! 条件付き…でね。

飛躍的に英語力が伸びた!その理由とは?
フィリピン留学を経験して、私の英語力は飛躍的に向上しました。もともとのレベルが低すぎたことは否定しません。TOEICは300点。適当にマークした方が良さそうですよね。
その後、継続したTOEIC学習により倍以上のスコアを取得しましたがそれ以上は子育てなどから断念しました。
それでも英語力が伸びた理由は、「とにかく話すしかない環境に身を置いた」こと。授業はマンツーマンが中心で、先生と1対1で会話をする機会が圧倒的に多かったのです。
ほぼマンツーマン授業!知ってる単語を言ってとにかく伝える
英語圏にある一般的な語学学校とは違い、フィリピン留学の特徴は「ほぼマンツーマン授業」。
多くの学校では1日4時間は先生と1対1で英語を話す時間でグループレッスンが2-3時間という構成でした。
日本の英語教育では「文法ミスをしてはいけない」というプレッシャーが強く、プライドが邪魔して話せない方が多いです。
それでも何か話さなければならない授業を1日6コマ、ルームメイトが韓国人だったので授業外でも会話をするということで自然と話す努力をしていたようです。
文法がめちゃくちゃ。そのような問題があっても最初はそれで良いのです。あとで修正できることです。
フィリピン留学のメリットと学び
「間違えてもいい」英語を話す勇気がついた
フィリピン留学ではとにかく「話すこと」が重視されました。間違えても問題なし。明るく指摘してくれるので返し方も覚えて行くのです。
よく使うフレーズを実践的に覚えられる
授業だけでなく、日常生活の中でも英語を使う機会が多かったため、実践的な英語が自然と身につきました。日常から教科書では学べないリアルな英語が学べたのは大きなメリットでした。
寮生活を送っていたのでそこで学ぶことも多く、ルームメイトには感謝しています。
英語力だけじゃない!異文化の中での生き抜く力
英語力が向上しただけでなく、異文化の中での適応力も身につきました。フィリピンならではの価値観や生活習慣に触れることで、柔軟な考え方ができるようになり、海外で生き抜く力を得ることができました。
って綺麗に語るとそうですが、衝撃的な経験もしています。心が広くなった経験でもあります。
のちに触れていきたいと思います。
フィリピン留学で得たものとキャリアチェンジについて
英語を学ぶ目的が変わった!憧れから実用へ
留学当初は「英語が話せたらかっこいい!」という憧れが動機でした。しかし、フィリピン留学を通して「英語はツールであり、それをどう生かしていくかのほうが大事」という考えに変わりました。
英語を「勉強」ではなく「ツール」として使えるように
英語を話すことが目的ではなく、英語を使って何かをするという意識が芽生えました。その結果、英語を「勉強するもの」から「使うもの」へと捉え方が変わり、かかわる人も英語が出来て当たり前の人が増えていきました。
良くも悪くも自分の英語の下手さが露呈するようにはなるのですが…
最大のメリット!キャリアチェンジに成功!
年齢的に第二新卒で採用されることもあり、キャリアチェンジに成功しました。英語を活かせる職場へと転職しましたが、英語を仕事で使う経験がなく最初は苦労しました。
留学はきっかけに過ぎず仕事を通じて学んでいくものですね。それでもフィリピン留学がなければ、今の自分はなかったかもしれません。
悪いこともあった…フィリピン留学のデメリット
韓国人にお金を盗まれた話…留学中のトラブルとは?
信頼していたルームメイトの韓国人に目の前でお金を盗まれるトラブルがありました。
おそらく2度目。1度目は「500ペソ紙幣何枚かあったはずなのに無いな。使っちゃったかな」程度。
しかし卒業する日、まとめていた荷物をあさっていたルームメイトを見てしまいましたが、去る身なので何も言わずに見逃しました。
裏切られた感じでショックでしたね。。
フィリピン人の適当さに振り回された日々
フィリピン人は基本的にフレンドリーですが、時間にルーズだったり、授業をすっぽかしたり途中で切り上げたりすることもありました。
また、最初に滞在した学校で頻発していたのはフィリピン人清掃スタッフによる盗難。
学費支払いのために1000ドル程度の現金をベッドの上に置いていたらまるまる無くなっている。
部屋の清掃で勝手にものを使われるなど日本の感覚でいるとストレスを感じることもありました。
私のクレンジングフォームでトイレを洗われたこともありましたね。
バギオの雨季は最悪!毎日どんより
昔話ですよ。でも天候は同じかなと思うので書きます。スパルタ式やよい学習環境を求めにバギオを選ぶ方が増えていますが、特に8月はやばいです。
とんでもない降水量、停電もしょっちゅうだし寒い。洗濯物は乾かない。これに加え私は高山病に。8月は2度と行きません。
フィリピン人の英語は聞き取れるが、ネイティブの英語は?リスニングの壁
フィリピン人の英語は特に初心者にはゆっくり話してくれることもあり聞き取れます。
独自の訛りも覚えていき、フィリピン英語はわかりますが、私の場合はネイティブの英語が難しく、のちのTOEIC試験で苦労しました。
カナダアメリカ訪問でもリスニングができずに楽しみきれない自分がいました。
なぜ、子供の留学先として再びフィリピン・セブを選んだのか?
経験があるからこそ、息子にも体験させたい!
息子の中でカナダ英語が基準になっていることから、フィリピン英語に適応できると考えました。
カナダではグループ授業なことや息子の英語レベルもありスピーキングに大きな課題を残したため、マンツーマン授業を組んでみようと考えました。
過去、QQ Englishで断念しましたが、再びお世話になる予定です。
自分がセブへ行きたいから!
遠い昔、セブ旅行へ行ったことがあるんです。
でも覚えているのは海がとにかく綺麗だったこと。今回春休みを利用するのでベストシーズンに滞在できます。そのため私が行きたいから!って理由もあります。楽しまなきゃですね。
というわけで長くなりましたが、また訪問した際の感想含めて改めて記事を上げたいと思います。
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