今回は夏休みの短期留学やサマーキャンプに参加するための費用を国別に比較していきます。

前提が変わるとここで書いている内容通りにならないので、あくまで「私が実際に検討した学校」という体験ベースの記事ということでご覧ください。

この記事で比較している費用は、 航空券・学費・宿泊費など基本費用のみ です。

現地でかかる食費・移動費・観光・アクティビティ代などは含まれていません。

子供と滞在すると安全面を優先するから、現地費用が高くつくのよね…

今回比較する留学プランについて(前提条件)

  • 実際に私が払った金額ベース
  • オーストラリアは息子が行く日程、プランをもとに見積もりから算出
  • カナダは2024年の最強円安&航空券高時代のもの
  • 12歳未満の渡航 (割高)

【2024年に体験した価格高騰の背景】

この記事を書くために振り替えると、2024年の夏は、

世界的な「旅行バブル」+「燃油バブル」+「円安バブル」 → チケット価格史上最大級の高騰

特にカナダ・アメリカ線の高騰が以上でした。

しかも私が購入したときは1ドル160円に迫るとき。片道1人23万円、エコノミーですよ。

記事執筆時、2025年の同日程のフライトを検索すると半額…涙

今(2025年春〜夏)は、

  • 燃油サーチャージ半額
  • 便数復活(座席余り)
  • 旅行バブル崩壊気味

相当額の損失です。

それでも小6の夏はもうやってこない。この一年の成長が著しかったと思うと、その時のベストを選択したことに価値があるのだと思います。

各国2週間留学のリアルな費用【渡航費・学費・滞在費まとめ】

2週間留学・リアル費用比較【実体験ベース】
■ セブ親子留学(2025年春休み)

  • 2名分往復航空券(LCC直行便) :145,720円
  • 15泊分のAirbnb滞在費:83,507円
  • 1名分学費食費&親食費(割引あり)  :161,664円
  • 1名分SSP/ID等:29,406円

合計:約420,297円

【補足事項】
QQはやっぱり安いです。Airbnbも前半の部屋は節約したので安く済んでいます。
航空券は1月に予約したのでやや割高です。
ここはもう少し抑えられると思います。

でもホテル滞在もしたので現地費用で20万以上使っています。

■ セブ親子留学(2025年夏休み)

  • 2名分往復航空券(LCC直行便) :129,740円
  • JOYFUL学費(2名分の学費、滞在費、SSP/ID、すべて):520,000円

合計:約649,740円

【補足事項】
JOYFULは高めですね。
親の学費やSSP費用も混みですので、仮にQQで親もレッスンを受けたとして計算しても10~15万高いです。
それでもオールインワンなので果たしてどうなるか。

学校滞在のほか、観光も予定しているので現地費用を春休み同様15万程度見込んでいます。 (80万??)

GLCが開催するEPICサマーキャンプが単独渡航型航空券込みで40万円であることを考えるとセブはまだ安いかもしれません。

セブのサマーキャンプを比較した経緯について書かれた記事はこちら

セブのサマーキャンプに決めた経緯について書かれた記事はこちら

■ カナダ単独留学(2週間換算)

  • 予約金(2024年レート換算)  :36,061円 
  • 1名分航空券  :462,254円
  • サポート費(アナカンサービス) :11,000円
  • サマーキャンププログラム料金(2週間で換算):431,200円

合計:約940,515円

【補足事項】
為替と航空券の影響で2025年の渡航はここから20万円程度安くなります。
息子が使った現地のお小遣いは3万程度。

実際の息子は3週間プログラムに参加、その後親子旅行をしているので記載できない相当額がかかっています…。

■ オーストラリア・シドニーのホームステイ型単身留学

  • 登録料・諸費用:91,730円
  • 授業・教材費 :145,851円
  • ホームステイ費:154,106円
  • 航空券(直行便指定・LCC以外):250,000円

合計:約641,687円 ※AUD1ドル=約91.73円換算

ホームステイ先から学校までの送迎をつけると高くつきますが、自力で登校できる場合はもう少し安くなります。
航空券は早期に予約したり、LCCを使用すると20万円以下に抑えられます。

オーストラリアが安く見えるのは、冬場であることからアクティビティに制限がかかっています。
セブやカナダはアクティビティ込みの費用に対し、こちらは通常クラスなのでアクティビティの数も影響しています。

現地生活費はどのくらいかかる?【目安】

現地生活費は滞在スタイルによって大きく変わりますが、
目安として2週間で+5万円〜20万円程度を想定しておくと安心です。

セブでも過ごし方によって大きく異なりますが、高くつくケースの記事もご覧ください。

フィリピン・特にセブが想定外に高い!!

セブ親子留学が過去最高値となっています。

コロナ中の休業を経て再開したいま。各学校も新設ラッシュ。施設もリニューアルをして昔とは比べ物にならない設備と快適さになっています。

私は過去の留学経験から 「セブにこの金額は払えない!」 と言いました。

それでも 「親子で一緒に海外体験を楽しむ」 という視点で見れば、
トータルではオーストラリア単独留学と同額〜少し安いくらい。

フィリピン留学=安いから行くのではなく選ぶ時代へ

過去の価格は幻でした。

金額だけで費用比較をするとあえてフィリピンにしなくてもよいでしょう。

それでもマンツーマンレッスンを6コマ、夜までの授業に食費すべて込みで手厚いサポートと充実したアクティビティを考えれば、「親子で一緒に学び、楽しめる体験」としては十分魅力的です。

  • 親の滞在費込み(学校寮 or コンドミニアム or Airbnb)
  • 子どもはしっかり英語レッスン+親もレッスン or 自由行動できる
  • 生活コスト(食事・移動費)も安い
  • アクティビティや観光(アイランドホッピングとか)も一緒に楽しめる

家族で体験できるという点で大きな違いがありますね

まとめ|サマーキャンプ費用は国によって違う!我が家が感じたポイント

ざっくりとこのような感想を持っています。

・カナダは費用は高めだけど、安心感と教育レベルは抜群。綺麗な英語を学べる

・フィリピンはコスパが良いけれど、施設や治安面で注意がまだ必要

・オーストラリアはバランス型。季節が逆なので暑さが苦手なお子さんもOK

どの国がベストかは、
「重視するポイント」(費用?治安?英語環境?)によって変わってきます。

息子にとっての留学初体験としてカナダを選んだことは今でも正解だったと思っています。

相場から見ると逆風でしたが、カナダがあったから今があります。

「海外に出て、英語にふれる」「少しでも伝わった嬉しさを知る」
この経験こそ、次のステップへつながる大きな一歩になると感じました。

お子さんの目的はもちろんですが、我が家のように 「親子で行ける最後の留学」など、親目線で選ぶことも大事にしてほしいなと思います。

良ければ去年体験したカナダのサマーキャンプや、この春に経験したセブ留学の記事もあわせてご覧ください。