2025年の春休みにセブ島のQQ English ITパーク校へ留学しました。
今回は年齢から学校の寮に入ることができずにコンドミニアムに宿泊したのですが、その留学で感じたことを書いていきたいと思います。
フィリピン=物価が安いと思っていませんか?
記事作成時、1ペソ2.89円。こちらは現金レートなのでクレジットカードの場合は少し異なります。
フィリピンの先生方のお給料事情などはyoutubeでもある通り。月収10万にも満たない方も多くいらっしゃるのが現実。
それでも街中を見る限り、物価は日本と変わらないのでは?という場面も増えてきており、現地の人はどうやって生活しているんだろう?と思うことが多々あります。
聞くところによるとフィリピンの国民性では、お給料が入った日に大方使ってしまう…そんな人もいる様子。物価はだいぶ高くなったと感じます。
その中でも親子留学は、想像以上にお金がかかる場面が多いんです。
今回は、我が家がセブで体験した「想定外の出費ポイント」をリアルにご紹介します!
1. 空いた時間=勉強にはならない。遊びが中心に!
今回我が家は通学スタイルの留学を選びました。親子で寮に入ってしまえばある程度学校の縛りも発生するのですが、完全フリースタイル。
つまんない! このあとどうするの!
宿題や自習をしないのかな?
わかった、じゃあモールへいこうね
親が「せっかくだから空いた時間に勉強を」と思っていても、子どもは正反対。
我が家の場合、レッスンが終わるとすぐ「モールへ行きたい!ゲームセンターへ行きたい!スターバックスへ行きたい!」なんです。



この「タイムゾーン」めちゃくちゃ面白い!
コインゲームからUFOキャッチャー、ボウリング、バスケ、サッカーその他…たくさんのゲームがあります。しかもここで遊んでポイントを貯めると景品がもらえる仕組み。
なんと息子は大きなペンギンをターゲットにしたため親子で必死に遊びましたが、使用した額3100ペソ。
2.9倍くらいだから8,990円…
これだけ遊べたらこんなもん?!


2. 自分の時間が取れない。買い物はほぼ諦めモード
今回の滞在で、私は付き添いを選んだので授業の時間はフリーです。50分授業なのでその間に外出も可能です。
自分の仕事をしたり勉強したりブログを書いたりできますが、モールで見たいお店があったとしても子どもを日本のように「どこかで待たせる」のはちょっと心配なので、自分だけの買い物時間はゼロに近い。
買い物は日本でします…泣
実際、セブのITパーク内は本当に平和ですので放っておいてもいいのでは?と気が緩むほどですが、ショッピングモール内でも、子ども中心に動くのでもう諦めました。
3. 「海行きたい!」願望を叶えるために授業スキップしてアイランドホッピングへ
セブのベストシーズンに留学できると期待していたものの天気予報は雨や曇りマークばかり。実際晴れていることも多いのですが海へ行くなら晴れ予報の日がいいなということ1日授業をスキップしてアイランドホッピングへ。
結果、親子2人でたった半日、約2.7万円! (ぼったくり含む)
しかし高性能アクションカメラが大活躍。金額以上の体験ができました。
オプショナルツアーはどれも「1人1万円」が基本ラインと感じる価格設定です。
4. 水族館も、日本より高いような?一瞬で一万円無くなる
週末の雨予報から、一週目はセブのオーシャンパークへ行きました。
1人900ペソ。あれ?直近に行った葛西臨海公園は(都営だから安いのですが) 550円じゃなかったっけ。
高いなりに中は充実していましたがこれまた巧妙にできていて、写真1枚300ペソ。さらに息子の大好きなペンギンにエサをあげる&写真撮影で700ペソ、おしゃれカフェで660ペソ。もっというと往復タクシー代として約900ペソ。
でもね、息子がペンギンと接している時の笑顔が可愛くてこれはプライスレスなんでしょうね!

カフェで食べたケーキが重すぎて昼食が食べられなかったんですが、昼食も食べてたらさらに出費でした。
これでも半日の過ごし方なので、なかなか大変です。日本で一日外出する時の予算を組むと問題ないかなと思います。
5. Grabタクシーも万能じゃない&チップ文化もある
セブでは移動手段としてGrab(グラブ)が便利…なはずなんですが、繁忙時間や雨の日、市内から遠く離れた場所ではなかなか捕まらないことも多々あります。
加えて、ドライバーやホテルスタッフなどへのチップ文化も根強く残っています。
親子留学は「子供に取っては毎日が特別」とにかくコストがかさむ
平日外出禁止のような語学学校の寮生活であれば出費は週末のみ。さらにスパルタ校なら宿題もあるのでフルで外出したい気分にはなりません。
今回は自由度が高い分、息子もパワーを持て余しており、アクティビティの選択肢も広く「予定外の出費」がどんどん重なっていくのも事実。
フィリピン留学は安い!イメージがありますが、正直、日本のほうが安いことも多々あります。
検討されているかたは、日本での旅行と同じくらいの予算を組んでおくとストレスなく散財できるでしょう…
後日、格安旅も経験したのでこちらもどうぞ!
正直なところ、ITパークの物価が高めとも言えます。現地の人が通うお店に行くと食事も100ペソは安い。
今回の滞在では、日本の感覚でいうとデパートですべて調達したようなイメージであり、安く済ませることも可能だったりします。ただそれを短期で行うのは入念なリサーチが必要なので高くつくという結論にしました。