フィリピン留学が有名になってからだいぶ経ちました。Naoが行った頃はレア種な扱いだったけど当時から韓国では当たり前の英語教育だったんですね。

はじめに:フィリピン留学が注目されている理由
円安が続く近年、コスパ抜群の語学留学先として注目されているフィリピン。マンツーマン授業、スパルタカリキュラムからリゾート留学も叶います。何よりフレンドリーな先生たち…そんな理想のイメージを胸に、日本から多く方が留学しています。
でも、実際に行ってみると「え、思ってたのと違う…?」と感じる場面も少なくありません。
現実その1:意外と高い物価と生活コスト
「フィリピン=物価が安い」は昔の話?
最近は日本と変わらない、もしくはそれ以上に感じる場面も。特に外食や観光、タクシー移動、アクティビティなどは予想以上に出費があります。
聞いた話によると、市民は飲食代が20%オフとなる制度があったりと必ずしも表示価格と現地の人の支払がイコールではありません。それでも日本と同じだな、日本の方が安いなと感じることがありました。
渡航時の両替レート(手数料込) 1ペソ2.89円

現実その2:滞在場所選びを間違えるとタクシーも高額、来ないことも多々
セブシティやITパーク、マクタンニュータウンなど都市部や観光客の多いエリアや大学があるような地域であれば問題ありませんが、
少し離れた語学学校を選ぶと交通の便が悪く、ちょっと買い物に行くのも一苦労。気軽にカフェやショッピングモールへ…と思ってもGrabがつかまらないこともあります。
さらに天候の悪い日も注意が必要です。
現実その3:インフラ面の弱さ(Wi-Fi・停電など)
留学中も仕事や勉強を続けたい人にとって、Wi-Fi環境は重要。が、これが思った以上に不安定…。Wi-Fiの設定はあるよ! なんて言われても実際にめちゃくちゃ遅くて通信ができなかったり。
リモートワークをしたり動画学習をする前提で予定を組むと大変です。
場所によっては定期的な停電や回線トラブルも。eSIMを契約するなどし、短期滞在なら2GB/日などで乗り切りましょう!
現実その4:エアコンが効かない!? 暑さとの戦い
「冷房があるから大丈夫」と思いきや、設置場所や効き具合が日本や北米とは違います。羽織るものは不要なくらい、ある意味快適な温度です。
冷房がうるさくて夜でも寝苦しかったり、停電によって日中の教室が暑いこともあります。

現実その5:写真は盛れてる!実際の学校とのギャップ
これはどの国もそうですが、フィリピンはなかなか盛ってあります。ウェブサイトやパンフレットの写真はかなり加工されていることも多く、到着して「あれ?」と感じる人も。綺麗でも使い方が悪くてゴミが落ちていたりなど校舎、食事、部はリアルなレビューで事前チェックをしてみてください。
現実その6:先生の質にはバラつきがある
人気校でも「当たり外れ」はあるのが現実。
夏休みシーズンは特にバイト講師の割合が増えるので、事前に講師の採用基準などを調べておくのがおすすめ。バイト講師でももちろん素敵な先生はたくさんいますが教え方がわからなかったり子供の扱いに慣れていないと無駄な時間を過ごす羽目にも。
また、フィリピン独自の訛りがあります。QQ ENGLISの場合は先生の紹介ビデオをチェックできますがたいていの学校は先生は選べません。
合わない場合は無理せず変更を申し出ましょう。
現実その7:ヒアリング力はあまり伸びない
これは私だけかもしれませんが、英語圏への留学と比較するとヒアリングは期待できません。
英語圏へ留学した方は英会話はできなくてもヒアリングができる傾向にあるなと感じる私ですが、フィリピンはその逆と言った状況。
ネイティブのスピードや発音とは少し違うため、特に試験対策は別途必要かもしれません。
現実その8:台風など自然災害への備えも必要
フィリピンは台風の通り道。セブ島は台風が発生しない地域のようですが、2021年12月に発生したスーパー台風のように何が起こるかはわかりません。予想はできませんが、日本とは規模が違う(でも沖縄は近いものがありそう)ので危険時の対策も心得ておきましょう。
QQさんが記事を出していました。
現地で出会うご縁を大切に!でも過信は危険!
留学に来たのに日本人しかいない。ネガティブに捉えがちですが、この円安で留学費用と高騰している中、あえて留学をする方々はどこか違うところがあり、とても魅力的です。
親子留学、リモートワーク、人生の転機で訪れている人など…刺激をもらえる人が多く、「出会い」もフィリピン留学の魅力のひとつです。
しかし現地に住んでいる日本人は多少警戒しましょう。親切心だと思ったら紹介料稼ぎだったり、騙してきたり。適度な距離感を保つようにしてください。
まとめ:フィリピン留学を成功させるコツ
理想と現実のギャップを埋めるには、事前リサーチと心構えが大切です。設備・立地・講師・費用など、気になるポイントはとことん比較して、「自分たちに合った学校」を選びましょう。
そしてギャップがあっても自分の心構え次第では問題解決は一瞬です。海外であるあるなトラブルも良い思い出。
いまを楽しんでくださいね!