カナダでの語学留学を考える際、学校選びと同じくらい重要なのが滞在スタイルの選定です。

語学学校は数多くあり、カリキュラムや立地、料金などの違いがありますが、生活の基盤となる滞在先によっても留学生活の質が大きく変わります。

たいていの語学学校はどこかと提携しているのでホームステイを提供されることが多数です。我が家は短期のサマーキャンプで小学生ということもあり、年齢的な制限も多いことや季節的な問題もありました。

ホームステイと寮生活のメリット・デメリットを比較し、どちらがより適しているかを考えました。

トロント大学の食堂付近

ホームステイのメリット・デメリット

メリット

1. 現地の文化を体験できる

ホストファミリーと一緒に生活することで、カナダの家庭の習慣や文化を深く理解できます。

2. 英語を使う環境が整う

家の中でも英語を話す機会が多く、何かと英語で意思疎通を行う必要があるために自然と英語力が向上する環境に身を置けます。

(今回のトロントサマーキャンプでスピーキング力が伸びなかった理由はアウトプットの機会の少なさかなと感じました)

3. 食事が提供される

基本的に1日2~3食付きのプランが多いため、食事の心配が少なくなります。

4. 安心感がある

初めての海外生活でも、ホストファミリーがサポートしてくれるため安心感があります。また帰国してからも定期的に連絡をくれたり長いお付き合いができることも。

デメリット

1. 相性の問題がある

ホストファミリーとの相性が合わない場合、ストレスを感じることもあります。

2. 郊外に家があったり門限がある場合がある

一部の家庭では門限が設定されており、自由に行動しにくいことがあります。またホストファミリーが住宅地にいることなどからやや不便な場所になることも。

3. 食事の好みに合わないことも

カナダの食文化に慣れないと、食事に不満を感じることがあります。家庭による差が大きく朝食は乾いたパン一枚ということやシャワーは5分までなど細かなルールがあることも。

4. 夏休み期間は質が下がることがある

我が家の最大の決め手はこれ。

エージェントさんから「夏休み期間はホームステイの質が下がるため、オススメできない」とハッキリと言われました。

ホストファミリーが夏休み期間の多くの需要に応えるため、いつもよりも受入先の選考が緩くなり手薄になることがあるそうです。

ホームステイ経験者の話でよくあるのが朝食は冷えた硬いパン1つ、シャワーは5分以内、ど田舎だった、食事がまともに提供されないなどの話を聞いたことがあります。

さすがに小学生を受け入れるホストファミリーがそうではないと願いたいですが。

学生寮のメリット・デメリット

メリット

1. 自由度が高い

門限はある場合が多いですが自分のスケジュールに合わせて行動できるため、自由度が高いです。

2. 友達ができやすい

同じ学校の学生と共同生活を送るため、友達ができやすく、社交的な環境になります。

3. 通学が便利

学校の近くにあることが多いため、通学時間が短く済みます。

4. 異文化交流が活発

様々な国からの留学生と交流できるため、多様な文化を学ぶことができます。

5. 立地が良い

今回選んだ寮はトロント大学の寮で、市内の便利な場所にあり、アクセスが良い点も魅力的でした。

6. 食事が豪華

学生寮の食事はバラエティ豊かで、しっかりとしたメニューが提供されるため、食事に関する満足度が高いです。

デメリット

1. 英語環境が確保しづらいことも

ルームメイトが同じ国籍の人だと、母国語で話してしまうことがあります。英語を使わなくても仲間が多いためなんとかなってしまう点も。

2.ルームメイトとの生活

共同生活のため、プライバシーが少なく、トラブルが発生する可能性もあります。

我が家が選んだ滞在スタイル

結論として、我が家は学生寮に滞在するプランを採用しているLife Journey Educationのサマーキャンプを選びました。

結果、毎日美味しい食事を摂ることもできたし、何よりトロント大学の施設を利用できたということも最大のメリットかなと感じます。

実際の食堂です

どちらの滞在スタイルにもメリット・デメリットがあるため、個々の留学目的や性格に合わせて選ぶことが重要です。

同じく滞在スタイルについてフィリピン留学の例ですが記事がありますのでご覧ください。