2025年の春休み。

卒業時期ということもあり通常より少し長い春休みの過ごし方はセブ留学に決めました。

私のフィリピン留学経験が息子の英語教育につながる

約20年前、変わりもの扱いされてもフィリピン留学に魅力を感じた理由

20年前、まだ「フィリピン留学」という言葉が今ほど浸透していない時代に、私は初めての語学留学を経験しました。行き先はイロイロ、その後はバギオにも短期留学。どちらも今でも語学学校が多く集まるエリアです。

韓国では普通のことでしたが日本では激レアの選択。
でも私は今後は流行ると確信していました。
だって、絶対に効率的だもの!!

それから20年後——。私は一人の母親として、息子の英語学習のために、再び「フィリピン留学」という選択肢を選びました。今度は「親子留学」です。

この記事では、私がなぜ数ある選択肢の中から“セブ”を選んだのか、過去の経験をふまえて解説していきます。

勉強のバギオ、遊びのセブ、中間のイロイロが当時の印象

実をいうと単身渡航の時は「セブ」を真っ先に外したんです

セブ島は実は二度目。遠い昔に格安ツアーで訪れたことがありました。

魅力的な地域であることはわかっていたのですが、セブ留学は「遊びのイメージ」がやや強く、社会人留学の私は先入観から外しました。

そして選んだのは、今は無きイロイロのNEO、

今でも超有名なスパルタ校の代表のPINES、↓当時の校舎

PINES

https://www.ryugaku-onebridge.com/schools/detail/52

卒業証明書です!

羨ましい、いまはめちゃくちゃ綺麗になってる!

訳あって当時の写真は残っていませんが、当時のキャンパスはスーパーマーケットと隣接した建物で、坂の途中に建設されていたホテルを改装した学校でした。

地下から地上3階くらいまでありましたが、地下の部屋は色々な意味でやばくて全ての部屋は使われていなかった記憶です。

地下の探検した時、ここはほんとに霊が出るだろうなというような、ほんとにやばい雰囲気がありましたし、廃墟の病院のような部屋もありました。(さすがにそこは使われていないです)

私は2階か3階の3人部屋でした。

いま、あれこれ書いても昔話になるので、今回の記事では割愛しましたが、このPINESで全集中するために、まずイロイロのNEOへ留学。

結構びっくりな環境です、今の語学学校を見ていると。それでもここで私のフィリピン生活が始まり英語も少し話せるようになり人生が変わったスタート地点で、とても良い思い出ばかりです。

拾い画ですが、こちらに貼っておきます。

NEO INTERNATIONAL SCHOOL

http://philippines-ryugaku.com/iloilo-neo/

NEOの卒業証書

飛躍的に英語力が伸びた!その理由とは?

フィリピン留学を経験して、私の英語力は飛躍的に向上しました。もともとのレベルが低すぎたことは否定しません。TOEICは300点。適当にマークして当たったレベルのスコア。

留学中に受験したTOEICで480点を取得するも、低すぎる!!

留学中に出会った韓国人の影響もありTOEICはテクニックだから、留学中は英会話に集中でOKとのことで専念しました。

その後、帰国してから継続したTOEIC学習により倍以上のスコアを取得しました。730点を目標にしていたのですが、600点台半ばくらいで断念しました。

それでもTOEICスコアの割に話せるね、と言われたことがあります。

フィリピン留学の最大の魅力は「マンツーマン授業」です。とにかく喋る、間違えてもいい環境でアウトプットできたことで、英語を“知識”ではなく“体感”として身につけられました。

フィリピン留学はほぼマンツーマン授業!知ってる単語を言ってとにかく伝える

英語圏にある一般的な語学学校とは違い、フィリピン留学の特徴は「ほぼマンツーマン授業」。

多くの学校では1日4時間は先生と1対1で英語を話す時間でグループレッスンが2-3時間という構成でした。

日本の英語教育では「文法ミスをしてはいけない」というプレッシャーが強く、プライドが邪魔して話せない方が多いです。

それでも何か話さなければならない授業を1日6コマ、ルームメイトが韓国人だったので授業外でも会話をするということで自然と話す努力をしていたようです。

文法がめちゃくちゃ。そのような問題があっても最初はそれで良いのです。あとで修正できることです。

フィリピン留学のメリットと学び

「間違えてもいい」英語を話す勇気がついた

フィリピン留学ではとにかく「話すこと」が重視されました。間違えても問題なし。明るく指摘してくれるので返し方も覚えて行くのです。

何より救われたのはフィリピンの先生方の優しさ。中には厳しい先生もいましたが話す楽しさを教えてくれたのです。文法は慣れてから直せます。

よく使うフレーズを実践的に覚えられる

授業だけでなく、日常生活の中でも英語を使う機会が多かったため、実践的な英語が自然と身につきました。日常から教科書では学べないリアルな英語が学べたのは大きなメリットでした。

寮生活を送っていたのでそこで学ぶことも多く、ルームメイトには感謝しています。

英語力だけじゃない!異文化の中での生き抜く力

英語力が向上しただけでなく、異文化の中での適応力も身につきました。フィリピンならではの価値観や生活習慣に触れることで、柔軟な考え方ができるようになり、海外で生き抜く力を得ることができました。

2025年のセブの貧困街

って綺麗に語るとそうですが、衝撃的な経験もしています。これはフィリピン人にもそうですが韓国人に対しても。

色々な意味で心が広くなったので、細かいことがあまり気にならなくなりました。

フィリピン留学で得たものとキャリアチェンジについて

英語を学ぶ目的が変わった!憧れから実用へ

留学当初は「英語が話せたらかっこいい!」という憧れが動機でした。しかし、フィリピン留学を通して「英語はツールであり、それをどう生かしていくかのほうが大事」という考えに変わりました。

フィリピン留学最大のメリット!キャリアチェンジに成功!

新卒で希望の会社に就職したものの、今でいう配属ガチャに外れました。社内にいれば後々キャリアを築けますが、他社で評価をされない特殊な仕事。

年齢的に第二新卒で採用される時期だったこともあり、キャリアチェンジに成功しました。英語を活かせる職場へと転職できたのです。

英語を仕事で使う経験がなく最初は苦労しましたが仕事を通じて学ぶことができ採用いただいた会社には感謝しかありません。

悪いこともあった…フィリピン留学のデメリット

韓国人にお金を盗まれた話…留学中のトラブルとは?

信頼していたルームメイトの韓国人に目の前でお金を盗まれるトラブルがありました。

おそらく2度目。1度目は「500ペソ紙幣何枚かあったはずなのに無いな。使っちゃったかな」程度。

しかし卒業する日、まとめていた荷物をあさっていたルームメイトを見てしまいましたが、去る身なので何も言わずに見逃しました。

裏切られた感じでショックでしたね。。

フィリピン人の適当さに振り回された日々

フィリピン人は基本的にフレンドリーですが、時間にルーズだったり、授業をすっぽかしたり途中で切り上げたりすることもありました。

また、最初に滞在した学校で頻発していたのはフィリピン人清掃スタッフによる盗難。学費支払いのために1000ドル程度の現金をベッドの上に置いていたらまるまる無くなっている事件が入学初日に起きたのです。

また、部屋の清掃では水回り清掃に私のクレンジングフォームが使われていて残量が…別の方は歯磨き粉でトイレを洗われていたり。

時期に注意!バギオの雨季は最悪!毎日どんより

昔話ですよ。でも天候は同じかなと思うので書きます。スパルタ式やよい学習環境を求めにバギオを選ぶ方が増えていますが、特に8月はやばいです。

とんでもない降水量、停電もしょっちゅうだし寒い。洗濯物は乾かない。これに加え私は高山病に。8月は2度と行きません。

フィリピン人の英語は聞き取れるが、ネイティブの英語は?リスニングの壁

フィリピン人の英語は特に初心者にはゆっくり話してくれることもあり聞き取れます。

独自の訛りも覚えていき、フィリピン英語はわかりますが、私の場合はネイティブの英語が難しく、のちのTOEIC試験で苦労しました。

カナダアメリカ訪問でもリスニングができずに楽しみきれない自分がいました。

なぜ、子供の留学先として再びフィリピン・セブを選んだのか?

自分が留学したからこそ、今の学校を見極められた

過去に2校を経験していることで、カリキュラムや施設、先生の質、経営スタンスなどを見る目が育っていたと思います。

「安さだけで選ばない」「日本人経営=安心ではない」という感覚は、経験者だからこそ持てる視点かもしれません。

自分がセブへ行きたいから!

遠い昔、セブ旅行へ行った記憶の片隅に、海がとにかく綺麗だったことがありました。

今回春休みを利用するのでベストシーズンに滞在できます。そのため私が行きたいから!って理由もあります。楽しまなきゃですね。

というわけで長くなりましたが、また訪問した際の感想含めて改めて記事を上げたいと思います。